【2017年第69回全日本総合選手権・福井大会 ~ 3日目の結果(写真コメント追加)】

※一部詳細不明の試合があります。
通常、全日本総合や国体では、各会場に全試合のスタメン表、試合速報が配布されるのですが、この福井プレ国体では他会場の分はほとんどなし。あったとしても試合速報のみで、スタメン表はなし。きらら会場なんかはそもそも配布棚すらなし。

それで4日目の最終日に大会本部に赴いて未入手分を頂きにいったのですが、「そんなもんはない」の一点張り。

今まで全日本総合では全試合のスタメン表、試合結果が手に入ったのに、この福井大会では半分近く入手出来ず。
今からでもいいですので、どこか福井県協会のサイトにでも全試合アップできないですかね?

※台風に刺激された強い雨の影響で、今年は1日目(9月16日)、2日目で1回戦を終了。本日3日目(9月18日)に、本来は2日目に行う予定の2回戦と準々決勝を行いました。

 


##【A-松岡町you meパーク会場】

━━━【A-第1試合(2回戦)】━━━
ビックカメラ女子ソフトボール高崎
340 21…10-10-0
000 00…0-1-0
日本文理大

ビックカメラ女子ソフトボール高崎:○濱村ゆかり、中野花菜-我妻悠香
日本文理大:●阿南恵子、今村みなみ-森田京、坂本彩音
(本):糟谷舞乃②(ビ)
(三):降矢香(ビ)
(二):山本優(ビ)

<コメント>
「ビックカメラは初回に5番糟谷のスリーランで先制。2回にも糟谷にホームランが出るなどで4点追加。日本文理大は4番床次が唯一のヒット。」
(会場配布の《大会速報》の戦評から抜粋して要約)
※好投手と名高い日本文理大の阿南だったが、さすがにビックカメラ打線の前には粉砕されたか~。

━━━【A-第2試合(2回戦)】━━━

戸田中央総合病院
000 0000 01…1-2-1
000 0000 02…2-6-0
トヨタ自動車

戸田中央総合病院:ジョーダン・テーラー、●大平未沙稀-坂本結愛
トヨタ自動車:○モニカ・アボット-峰幸代
(本):
(三):
(二):塚本智名(ト)

<コメント>
両投手好投のまま延長戦へ。
延長9回表、戸田中はアボットのワイルドピッチで1点を勝ち越し。しかしトヨタはその裏、1死三塁から5番渥美がタイムリーで同点とし、なおもチャンスで8番塚本がヒットを放ってサヨナラ勝ちした。
戸田中、惜しい…。

━━━【A-第3試合(準々決勝-A)】━━━

武庫川女子大
3 00 00…3-4-1
10 00 2x…12-9-1
SGホールディングス

武庫川女子大:●立目静奈、上村麻友、脇山朱音-福元美紗、谷本若奈
SGホールディングス:○加藤あずさ、千葉美咲-山科真里奈
(本):ステーシー・ポーター②(S)
(三):柳瀬友紀(S)
(二):中嶋美夏絵(武)、中島香澄(S)

<コメント>
こういうテキスト形式で試合経過を書いてる場合、1イニングに10点以上取られれると結構困るんですよね。9点までにしておいてくれないと…(笑)
(会場配布の《大会速報》の戦評から抜粋して要約)
「武庫川女子大は初回に中塚、津田の連打や6番奥田の中前適時打などで3点を先制。しかしSGHは1番ポーターの1イニング2本塁打を含む5長短打で一挙10点を奪って試合を決めた。」

 


##【B-福井市きららパーク会場】

━━━【B-第1試合(2回戦)】━━━

詳細不明


:-
:-
(本):
(三):
(二):

<コメント>

━━━【B-第2試合(2回戦)】━━━

デンソー
011 0101…4-5-0
011 0000…2-7-2
日立

デンソー:○八木里菜、エイミー・クレイガー-鬼澤麻純、竹林綾香
日立:●岡村奈々、小薗美希-鈴木理恵、清原奈侑
(本):松木瑛里、巽麗菜(デ)
(三):松岡くるみ(日)
(二):田邊奈那②(日)

<コメント>

━━━【B-第3試合(準々決勝-B)】━━━

詳細不明


:-
:-
(本):
(三):
(二):

<コメント>

 


##【C-越前市武生東運動公園会場】

━━━【C-第1試合(2回戦)】━━━
日本精工
000 0000…0-7-1
600 000x…6-8-0
伊予銀行

日本精工:●山田夏生、白川果歩、山田夏生-馬場未波、重石華子
伊予銀行:○内海花菜、庄司奈々、山口、内海花菜-池田千沙、若林舞、池田千沙
(本):
(三):
(二):杉山まれい(日)、樋口菜美、池田千沙、片岡あい(伊)

<コメント>
日本精工は1回表、1死二塁から杉山が右中間にクリーンヒット。センター照喜名が捕った位置も深かったし、これは確実にセーフになると思ったが、二走の村井がはしゃぎ過ぎたのかな(笑)なんと三塁回った時点でつんのめって転びかけて、態勢は整えたがスピードがうんと遅くなり、センター照喜名からの好返球もあって本塁タッチアウト!どう考えても楽勝セーフの打球だったが、この転びかけた走塁で0点で終わってしまうとその裏にもっと悪夢が。
伊予銀がヒットと死球で無死満塁とすると、4番加藤の打球はどんづまりでセカンドの後ろに。これを極端に前に守っていたセカンドの杉山が懸命に背走するもグラブに当てて落球。そこからなんやかんやで一挙に6点も取られてしまった。
正直、あの打球なら普通に1部のセカンドなら捕ってたし(杉山は凄いいい選手なんだから、捕ってほしかったなあ)、そもそも初回の無死満塁で「1点を阻止する」ような延長戦のような前進守備体系は疑問。防げた失点ではなかったか。
結果的に6-0で完敗と、日本精工はコールドを防ぐのがやっとと思われがちな点数結果だったが、初回に1点を奪っており、あのセカンドフライを普通に捕っていたら、それこそもしかしたら日本精工が主導権を握れてもいいような試合になっていたかも。3回には走者二人を置いて安井がレフトにホームラン性の大飛球も放ったしね(樋口がホームランをもぎ取ったが)。
しかし、やはり短期決戦は一つのプレーが命取りになるなというのを思い知らせてくれる試合だった。

<1回表、杉山のヒットで二走の村井がホームを突くも転びかけてアウトに>

<ただタイミングはアウトだが、巧くタッチを交わしていてかなり際どいプレー。まあでもアウトにされるだろうな>

<1回表、さらにチャンスで尾西がセンターへヒット性の打球を放つもショート對馬が好プレー。このプレーも大きかった>

<1回裏、伊予銀は4番加藤が詰まった打球>


<これを前進守備のセカンド杉山がわずかに及ばず。これを捕っていれば…>

<伊予銀行はさらにチャンスで樋口が火の出るような弾丸ライナー。角度が低くてフェンスを直撃>

<さらに池田にも二塁打が出て、伊予銀は初回に一挙6得点>

<3回裏、日本精工は2死二三塁から4番安井がレフトに高々と打ち上げるもレフトの樋口がフェンス際でジャンプして好捕。ちょっとだけこすり過ぎたか>

<6回裏、樋口のセンターフライでチェンジの時に日本精工のセンター中村とセカンド杉山が激突して中村が負傷。中村が欠けるのは痛すぎるが、ただ10月のリーグ戦再開には間に合う予定で安心した>

━━━【C-第2試合(2回戦)】━━━

園田学園女子大
000 2330…8-9-2
000 0120…3-6-0
シオノギ製薬

園田学園女子大:○原奈々、神崎奈帆-椛山奈々、服部洋代
シオノギ製薬:重藤恵理佳、●岩田みゆき、奥野初音、池田美樹-吉田美姫、長平雅
(本):椛山奈々(園)、數原顕子(シ)
(三):
(二):中村優花②、加藤亜実、石川恭子(園)、三宅美咲、児島優(シ)

<コメント>
同じ兵庫県の尼崎対決となったこの試合、大学チームの園田女子大が快勝、シオノギは1部チームとして赤っ恥。
しかしこういう結果になるには何かがあるわけで、実はシオノギ先発の重藤が初回先頭打者のゴロを処理する際に負傷し、打者一人に投げただけで降板(詳細はもしかしたら間違っているかも。ただ早々に負傷降板は事実)。その後急遽リリーフした岩田も頑張って抑えてはいたが、中盤以降にリリーフ陣が長打攻勢を浴びた。
特に5回表に椛山に打たれたスリーランがシオノギには致命的だったが、遠路はるばる鹿児島県は徳之島から応援にやってきた椛山のお婆ちゃんは歓喜の絶叫(しぶともさん情報、笑)。

<コメント(追加)>
先発投手の重藤は「打者一人に投げただけ」どころか「1球投げただけ」だったことが判明。初回先頭打者の初球は強いライナーで膝を直撃し、そのまま負傷降板となってしまった。
園大の4回表の先生の2点はちょっと怪しい死球絡み。まず先頭打者の椛山が死球で出塁も、ほとんど逃げておらず。ここから犠打と死球で一二塁としたあと、代打の加藤が岩田のインコースの投球にわざと肘を出して死球。さすがにこれは球審が「わざと当たったからボール」という判定を下したが、しかしその直後。もうインコースには投げづらいだろうと読んだか、岩田のアウトコースを逆らわずにジャストミートして左中間を真っ二つに破る先制の2点二塁打となった。しかしあの場面は安易に外に逃げたシオノギバッテリーの負け。次は本気でぶつけるぞ、くらいの気持ちでインコースを攻めてほしかった。
そして続く5回の椛山のスリーランに繋がるのだが、2死からとはいえ、ヒット、四球のあとのスリーラン。そして打たれた後で奥野にスイッチ。さらにその奥野も次の回に連打を浴びて3失点した後に池田に交代。投手交代が常に後手後手なのと、8失点するまで池田を出さなかったシオノギの采配も大いに疑問。
結局はコールド負けを逃れるのが精いっぱい、というような失態となってしまった。

━━━【C-第3試合(準々決勝-C)】━━━


:-
:-
(本):
(三):
(二):

<コメント>

 


##【D-敦賀市きらめきパーク会場】

━━━【D-第1試合(2回戦)】━━━
太陽誘電
000 0410…5
202 0000…4
Honda

太陽誘電:○尾﨑望良-佐藤みなみ、青木千春
Honda:●金尾和美、長谷川朋子-田井静華
(本):原田のどか、藤田倭、中溝優生(誘)、森山遥菜(H)
(三):
(二):

<コメント>
Hondaが森山のホームランなどで4点を取って引き離し、投手の金尾和美も好調だったので、こりゃこのままHondaが逃げ切るな、絶対に、と思ったのだが、さすが誘電。
5回に原田のツーランで2点返すと、さらに藤田もツーランであっというまに同点。続く6回には「脅威の新人選手」中溝がセンターにホームランを放ち、これが決勝点となった。

<3回裏、Hondaは森山のホームランで3点のあと、胡子もヒット>

<さらに佐野のヒットで胡子がホームに還って4点目>

<5回表、誘電はまず原田がレフトに完璧なツーランで2点を返すと>

<さらに走者を置いて藤田が左中間に超特大の一発。センターの村上も打った主幹一歩も動かず、振り返りもせず>

<誘電は準決勝も見越してこの試合は尾﨑に任せきり。4点奪われても我慢の投球で後半見事に立ち直り同点を呼んだ>

<そして6回表、誘電は新人の中溝がこれまた超特大の一発。打球は後方の樹木を越えて川の中に>

<Hondaも6回裏、2死満塁と一打逆転の場面を作り、又吉が弾丸ライナーの打球を放つも、、>

<これがライト石濱への正面のライナーとなって万事休す>

<最後は2死一塁から佐野のショートゴロが間一髪の二塁フォースアウトとなって試合終了>

━━━【D-第2試合(2回戦)】━━━

豊田自動織機
320 0000…5-8-0
100 2000…3-7-1
山梨学院大

豊田自動織機:○河澄星菜、海部栞菜-澤井美佑
山梨学院大:●信田沙南-菊池朋美、木下佳那
(本):佐藤光紗、洲鎌夏子(織)
(三):塩澤こころ、遠山?(山)
(二):洲鎌夏子、中森菜摘(織)

<コメント>
織機が初回に佐藤のスリーラン、2回に洲鎌のツーランで5点を取った時は3回コールドとまではいかないまでも、4回、少なくとも5回で試合が終わるだろうと予想したが、山学大の1年生投手信田が3回以降に復調。途中交代した捕手木下とのコンビでその後は織機打線を見事に0点に抑えきった。
山梨学院大は自分らと同じくらいの年の織機の先発河澄に対し、初回に八鍬のタイムリーで1点。4回には塩澤、遠山の連続三塁打で2点を返すなど大健闘。走者をためて一発でも出れば奇跡の勝利もあり得るかも、という雰囲気まで持って行ったが、5回以降にリリーフした織機の海部がさすが。7回に代打の鈴木みきにヒットは打たれたが、それ以外は全く危なげなく3回を抑えきった。

<1回表、ライトにスリーランを放つ織機の佐藤>

<1回裏、遠山、八鍬のヒットで山梨学院大もすぐさま1点を返す>

<2回表、織機は洲鎌のツーランで再び突き放す>

<山梨学院大の投手信田は、この腕をしならせる投球フォームが特徴>

<山梨学院大は4回に反撃、9番塩澤が左中間を破る三塁打でまず1点>

<1番遠山もライト線に三塁打を放ちこの回2点目で2点差に>

<7回裏、代打⑬のレフト線へのヒットが出るも、リリーフした織機の海部が抑えきってゲームセット>


━━━【D-第3試合(準々決勝-D)】━━━

豊田自動織機
000 0020…2-2-0
000 0000…0-3-1
太陽誘電

豊田自動織機:○ケイラニ・リケッツ-ケイリン・キャスティーヨ
太陽誘電:●藤田倭-佐藤みなみ
(本):洲鎌夏子(織)
(三):
(二):

<コメント>
試合開始から照明点灯のこの試合、やはり夜の試合となると投手がより有利になるのか、織機のリケッツ、誘電の藤田ともに圧巻の投球。ほぼヒットすら打たれる気配もないまま0-0で5回裏に。
この回先頭の大塚がライトポテンヒットを放つも、後続二人が空振り三振で走者を進められず。2死となったあと、9番丸本がライト線ギリギリに鋭いライナー。ライトの横野が懸命にグラブを差し出すも捕球できず、グラブを弾いた打球がライト線を転々とする間に誘電が先制、と思いきや、判定はファールに。
横野はフェアゾーンぎりぎりにいたが、グラブがボールに当たった地点がファールで、捕らなければ確実に切れてファール。誘電ベンチも猛抗議し審判団も協議したがもちろん判定は覆らず。実は最初に書いたがこの試合は照明試合で、最初から外野に線審が立っており、その線審の真後ろへの打球。自分もたまたま間近で見ていて「まあファールだろう」とは思ったが、もちろん線審もグラブにボールが当たった瞬間に自信をもって「ファール!!」というジェスチャーを下した。ただ逆にもし線審がいなかったら、或いはフェアにされていた可能性もあったかも。それくらい際どい打球ではあった。
で、話しは横道にそれたが、こういう緊張感ある投手戦はえてして「一発」で決まるものだが、その「一発」が本当に出た。一発というより「二発」か(笑)。
6回表、織機の攻撃で誘電の藤田が先頭打者の髙坂の2球目に背中に当たるようなデッドボールでまず一発目。
2番横野が送りバントを上げてしまいチャンスを潰し、そして続く中森が空振り三振に倒れ、これで織機のチャンスも完全に潰えたかと思いきや、その三振の場面で髙坂が二盗。その二盗を刺そうとした誘電の捕手佐藤みなみからの送球がなんと滑り込んだ髙坂のヘルメットを直撃。
しかも、ヘルメットに直撃した送球が絶妙な角度で跳ね返り、勢いそのままで左中間を真っ二つ!カバーに走ってきていたレフト原田、センター河野が完全に裏をつかれた形になり、髙坂が二塁から本塁に楽々生還し、結局これが決勝点となった。
しかも続く洲鎌が気落ちした藤田からレフトに完璧なホームラン。
点差も広げリケッツも危なげなく抑えきり、豊田自動織機が3年連続のベスト4進出を決めた。

<6回表、1死一塁で中森が三振。この時髙坂が二盗>

<捕手佐藤からの送球が髙坂のヘルメットを直撃しビリヤードの高度な技みたいに絶妙な角度で跳ね返って左中間を真っ二つ!>

<二塁から髙坂が悠々と生還。呆然とするレフトの原田>

<1点奪った直後の1球を、4番洲鎌がレフトに完璧なホームラン>

<ホームランに沸く織機ベンチ>

<織機が誘電を下し今年も最終日にまで残った>

 

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